2024年12月13日(金)・14日(土)
No.481 サンシティ名画劇場「あまろっく」
イベント詳細情報
能天気な父のようにはなりたくないとエリート街道をひた走るも理不尽なリストラに遭い、現在は実家でニートのような暮らしをしている39歳独身の娘・優子。ある日、65歳の父が連れてきた再婚相手は20歳だった!
兵庫県・尼崎を舞台に、関西出身の豪華キャストを迎えて年齢も性格も異なる“ツギハギだらけ”の家族を描く“ご実家ムービー”が登場!ドラマ、映画と出演作の続く江口のりこ、中条あやみが年齢の離れた“娘・優子”と“母・早希”を演じるほか、街の“尼ロック”のごとく、家族を見守る父を笑福亭鶴瓶が演じる。
また、若き日の父を尼崎市出身の松尾諭、病でこの世を去った優子の母を大阪出身の中村ゆり、お見合いで優子と出会うエリート男性を奈良出身の中林大樹、笑福亭鶴瓶とは映画では初めての親子共演となる兵庫出身の駿河太郎、工場の事務員を京都出身の久保田磨希、父の営む町工場の職人に兵庫出身の佐川満男が演じるなど関西出身の俳優陣が総出演。さらに特別出演として、高校の教師役に高畑淳子も加わり、バラエティ豊かな面々が揃った。さらに、本作が長編映画第二作目となる中村和宏が原案・企画・監督を務め、ユニコーンが主題歌「アルカセ」を書き下ろし!
父のようにはなりたくないと頑張るあまり、周囲とギクシャクしてしまう娘、ご近所さんと遊んでばかりなのになぜか憎めず、周囲から愛されている父、そして誰よりも家族の温かさを求める新しい母の新生活は騒動と衝突の連続! 家族に感じる“めんどくさい”が笑いと楽しさに変わり、そしてグッとくる。映画『あまろっく』は笑えて、ホッとして胸に迫る2024年最高の人生賛歌だ。
巨大な閘門“尼ロック”によって水害から守られている街・兵庫県尼崎市。この街で生まれた近松優子は、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が口グセの能天気な父と、いつも優しい母のもとで育った。町工場を営むもご近所さんと話し込んでばかりで働いている気配すらない父のようにはなりたくない、と優子は幼少期から勉強でも何でも全力で励み、大学卒業後は東京の大手企業で働いていた。しかしある日、理不尽なリストラで失業し、39歳・独身にして優子は再び尼崎に戻ってくる。
することもなくニートのような毎日を過ごし、幼なじみが開いている駅前のおでん屋台でほろ酔いの日々。そんなある日、父が突然、再婚すると言い出し、20歳の早希を連れてきた! 役所で働く早希は、孤独な幼少期を過ごし、誰よりも“家族だんらん”を夢見ているという。
突然あらわれた自分よりずっと年下の“母”の登場に戸惑う優子は、父と早希との共同生活を受け入れることができず、三人の日々は噛み合わない。さらに早希はいつまでも独身の優子をみかねて、見合い話まで持ってくる。自分の人生のペースを乱された優子と、彼女と家族になりたい早希の想いはすれ違い続け、一家は衝突と騒動の連続だった。しかし、ある悲劇が近松家を襲い、優子はこれまでの人生を振り返り、家族の“本当の姿”に気づいていく。