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2025年3月14日(金) ・ 15日(土)

No.484 サンシティ名画劇場「あんのこと」

売春や麻薬の常習犯である21歳の主人公は、酔った母親に殴られて育ち、小学生から不登校となる。人情味あふれる刑事との出会いをきっかけに更生の道を歩み出したが、刑事や彼の友人であるジャーナリストの助けを借りながら、新たな仕事や住まいを探し始める。しかし突然のコロナ禍によって3人はすれ違い、それぞれが孤独と不安に直面していく。「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマ。

日時
2025年3月14日(金) ・ 15日(土)

①10:00上映(9:30開場)
②14:00上映(13:00開場)
③18:30上映(17:30開場)

主演・監督

【監督】
入江悠
【出演】
河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉、広岡由里子、早見あかり 他

会場
小ホール
料金

全席自由(税込)
一般1,000円
割引券持参800円


チケット

当日券のみ
※開場時間にチケット販売

お問い合わせ

【本編時間】1時間53分

主催
公益財団法人越谷市施設管理公社

イベント詳細情報

 

 

 

 

 

21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。
大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。
週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。

 

 

 

 

 

 

 

2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに、『SRサイタマノラッパー』シリーズや『AI崩壊』の入江悠監督が映像化。19年のデビュー以来、数多の映画賞に輝き、TBS「不適切にもほどがある!」での熱演が話題となった最注目俳優・河合優実が、底辺から抜け出そうともがく主人公・杏を演じる。また、杏に更正の道を開こうとするベテラン刑事に佐藤二朗。2人を取材するジャーナリストに稲垣吾郎と、実力派が脇を固めた。さらに制作陣には、第75回カンヌ国際映画祭で「カメラドール特別表彰」を受賞した話題作『PLAN 75』(早川千絵監督)のスタッフたちが集結。本作は杏という女性を通し、この社会の歪みを容赦なく突きつける。同時に、単なる社会派ドラマの枠を超えて、生きようとする彼女の意志、その目がたしかに見た美しい瞬間も描き出す。そして静かに、観客に訴えかける。杏はたしかに、あなたの傍にいたのだと。

 

 

 

 

 

 

『あんのこと』

6月7日(金)新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開

配給:キノフィルムズ

©2023『あんのこと』製作委員会